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変わりゆく「生前葬」「生前整理」、樹木希林さんから学んだもの

2018-09-28


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。


俳優・樹木希林さんがお亡くなりになりました。
歳を重ねるごとに独特の感性に磨きがかかり、「かっこいい年のとり方」と憧れていた人も多いのではないでしょうか。
2016年に公開された「死ぬときぐらい好きにさせてよ」という広告も印象的で、この広告をきっかけに生前整理について考え始めた方も少なくないはずです。


この訃報を受け、各TV番組でも特集が放送され、生前の活躍を振り返っています。
中でも印象に残ったのは、「新・情報7daysニュースキャスター 」。樹木希林さんの話題に触れつつ、変わりゆく終活の実態を詳しく紹介していました。

高齢者の9割近くが生前整理


ある調査によると、高齢者の9割近くが生前整理を経験している・これから行いたいと回答しているのだそうです。終活というワードも一般的になり、家族や周囲に迷惑をかけないためにも、自分でできることはやっておこうという考えが広まっているのだと思います。


しかし、いざ生前整理をやろうと思っても、どこから手を付けていいかわからないという人も多いハズ。(当社でも、そういった漠然としたご相談を受けることがあります。一緒に考えながら、整理をするお手伝いをしています(^o^))


直ぐに行動に移したい場合は、当社のような生前整理業者に依頼するという方法もあります。番組では、生前整理アドバイザーに依頼し、月に数回訪問してアドバイスを貰っているという事例が紹介されていました。生前整理は、自分のペースでゆっくり進めることにも意味がありますから、こういう方法も広がるといいですね。


ちなみに、番組で紹介されていた人が、一番処分に悩んでいたのは「写真」。確かに、どこまで残せばいいのか、親のものはどうすればいいのか、皆さんよく悩んでらっしゃいます。生前整理アドバイザーの方いわく、「写真を見ながらすぐに思い出が語れる写真だけを残す」というのがポイントだそう。


たしかに、そうすれば「自分の人生を形作っている写真だけ」を手元に残すことができますね。判断基準として具体的でわかりやすい!と勉強になりました。

お世話になった人にお礼を伝える「生前葬」


また、生前葬の形も大きく代わってきています。


生前葬と言うと、模擬葬儀のようなイメージが有り、一般の人にはあまり馴染みがないものかもしれません。芸能人の中には、ビートたけし、テリー伊藤、桑田佳祐、SMAPなどがテレビの企画等で生前葬を行っていますが、自分で計画する…となると現実味がありませんよね。


しかし、生前葬をきっかけに、これまでの人生でお世話になった人にお礼を告げるという名目で行う方も増えているのだそうです。ちなみに、亡くなった後は家族だけで葬儀を行う予定なのだとか。まるでパーティーのような明るい式の様子が報じられていて、考え方が変わりました。


確かに、お葬式をきっかけに、それまで没交渉だった人と顔を合わせるという体験は多いです。亡くなった張本人と会えないというのも寂しい話なので、そういった意味では生前葬には大きな意味があるのかもしれません。


もしかすると、今後空前の生前葬ブームが来るのでは?という気持ちになりました。

樹木希林さんから学んだこと


生前整理を通して自分の人生を見つめ直すことは、自分らしく残りの人生を送る上で大切なステップかもしれません。
樹木希林さんの登場した広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」の中では、次のメッセージが掲載されています。

「人は必ず死ぬというのに。
 長生きを叶える技術ばかりが進歩して
 なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
 死を疎むことなく、死を焦ることもなく。
 ひとつひとつの欲を手放して、
 身じまいをしていきたいと思うのです。
 人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
 それが、私の最後の欲なのです」


これは樹木希林さんご自身の言葉ではありませんが、樹木希林さんの考えに通づるものがあると思います。最後まで自分らしく命を見つめ、生き抜いた樹木希林さん。その生き様から、学ぶことは多いです。


残りの人生をより豊かにするためにも、生前整理は重要な役割を果たします。自分や親の身じまいについて、改めて考えてみてはいかがでしょうか。





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