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孤独死を防ぐ手立てになるか?IoT見守りの普及に期待


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。


「孤独死」の数が増えるに伴い、高齢者の賃貸物件への入居が制限されるといった弊害が出てくるようになっています。


大家さんからすると、自分の所有物件で孤独死が出てしまうと、特殊清掃費・リフォーム費・空室リスクがあるため、なんとしてでも避けたいという気持ちはわかります。そういった不安やニーズに備えて、孤独死保険の拡充なども続いていますが、NTT西日本が新たな対策を打ち出しました。


それは、IoT技術を用いた、「高齢者の見守り」サービス。まだまだ検討段階ですが、これが一般化すれば、孤独死の予防や早期発見に大いに役立つこと間違いありません!

社会問題解決を目指す、「スマートルームみまもり」


今回、NTT西日本が開発したのが、IoT技術を活用した「スマートルームみまもり」というサービス。九州を拠点とする不動産管理会社と手を組み、トライアルをスタートしました。


IoTというと、なんだか難しく感じますが、要は「モノのインターネット化」ということ。今はさまざまなものがネットと繋がって便利に使えますが、その技術を指します。テレビも、調理家電も、エアコンも、インターネットにつながっている商品が増えてきました。今後は、IoTがもっともっと身近になっていくはずです(^o^)


さて、話を戻します。
IoT技術を活用した「スマートルームみまもり」の仕組みは、次のとおりです。


・センサーを取り付けた「IoTドア」を家の2箇所に取り付ける
・一定期間開閉が確認されないと、高齢者が持つ端末のアラームを鳴らす
・アラームが解除されない場合、本人や家族に電話やメールで連絡が行く
・状況が改善されなければ、最終手段として管理会社に通知を出す


ようは、高齢者が日常生活を送っているかの判断を、人に代わってドアセンサーが行ってくれる、というわけです。近未来的!

ITのちからで、高齢者を見守る社会に


一人暮らしの人が多い以上、孤独死は避けられないものかもしれません。孤独死で問題になるのは、「発見まで時間がかかる」ということが大きいように感じます。発見まで時間がかかれば、現場の腐敗が進み、原状回復が厳しくなるからです。だからこそ、孤独死リスクの高い高齢者が入居を断られる…という社会問題が発生しているのです。


大家さんからしても、空室は嫌だけれど、孤独死を出してしまうのも嫌ですよね。かと言って、大家さん自身が見守りをするのも、現実的には難しいです。そこを、このみまもりシステムが代行してくれれば、大家さんにとっても、入居者にとってもウィンウィンの関係になるのではないでしょうか。

機械が見守るからこそのメリットも


これは個人差があるかもしれませんが、「誰かが来訪したり、電話で見守り確認をすることに抵抗がある」という高齢者も少なからずいるはずです。孤独死につながる「セルフネグレクト」の状態の特徴の一つにも、「外部との関わりを避ける」というものがあります。


そういった人に定期訪問を申し出ても、断られるのが関の山。しかし、普通の日常の中で見守りを受けられるということであれば、導入もスムーズなのではと思います。その点からも、高齢者の見守りに潜むさまざまな難しさを解決するために、画期的な技術だと感じました。


当社は孤独死現場の特殊清掃を得意としていますが、本当は、凄惨な現場が発生しないのが一番いいことです。そのためにも、トライアルの始まったこの「スマートルームみまもり」が、一般的な設備として普及してほしいなと思いました。





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