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孤独死につながるヒートショックを防ぐには?

2018-12-29

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。

 
冬になり、室内での孤独死リスクを考えたとき、最も注意しなくてはいけないのが「お風呂場まわり」です。というのも、ヒートショックにより亡くなる危険性があるからです。ご家族と一緒に暮らしていれば、何かあっても気づいてもらえて助かるかもしれませんが、一人暮らしの場合はどうすることもできません。

 
今回は、ヒートショックの危険性と防ぎ方について考えていきます。一人暮らしの家族がいるなら、この機会に対策を講じ、安心してお風呂に入れる環境を整えてあげてください。

ヒートショックとは


ヒートショックとは、急激な温度差によって体に負担がかかり、最悪の場合は心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす症状のことを言います。もし、湯船の中で倒れてしまえば、そのまま溺れてしまうかもしれません。

 
ヒートショックが一番危ないと言われるのが、浴室です。暖房のきいた室内と違って、脱衣所や浴室は冷えていることが多いですよね。そこで熱いシャワーを浴びたり、熱いお湯に入ると、心臓に大きな負担がかかってしまいます。血圧も一気に上下するので、失神してしまったり、心筋梗塞や脳梗塞を起こしたりしてしまうのです。

 
特に、古い住宅や一軒家の場合は、浴室がかなり冷えていることがあるので、注意が必要です。

 
また、トイレも注意が必要です。トイレに暖房機能があることは少ないので、他の部屋に比べて寒くなりがちだからです。排尿前後は血圧も変動するので、大きな負担になります。

ヒートショックを起こしやすい人


入浴中の急死で気をつけなくてはいけないのは、やはり高齢者です。人口動態分析によると、浴槽内の溺死者の9割を占めるのが65歳以上の高齢者なのだそうです。すべてがヒートショックと関連しているわけではないかもしれませんが、可能性は高いです。

 
普段は元気であっても、高齢者は血圧の変化に弱く、体温維持能力も弱まっています。今までは大丈夫だったから、と同じ入浴習慣を続けるのは危険です。

 
また、年齢にかかわらず、持病や健康に不安がある方もヒートショックには要注意です。高血圧の人は、血圧の急な変動によって低血圧になりがちなので、失神してしまう可能性が高くなります。

 

糖尿病などの生活習慣病や、メタボの方なども体への負担が大きいので、要注意です。お酒を飲んでお風呂に入るのはもってのほか!生活習慣と一緒に、お風呂への入り方も見直してみてください。

ヒートショックを防ぐには


ヒートショックを防ぐ鍵は、「温度差」と「入り方」です。

 
まずすぐに気をつけられるのは、室温の調整。浴室暖房や脱衣室への暖房器具設置を行って、他の部屋との温度差がない状態にしてあげましょう。浴室暖房機能があれば、お風呂場のドアも開けておけば脱衣所まで温まりますよ。

 
暖房設備がない場合は、入浴前に熱めのシャワーを出すようにしておくと、温水の熱と蒸気で自然に温めることができます。お湯を張っている場合は、浴槽の蓋を開けておいても同様の効果が得られます(ただ、経験上は、シャワーを使ったほうが暖かくなるような気がします)。

 
また、お風呂の温度を熱すぎないように設定するのもポイントです。温度差が大きくなるとそれだけ負担も増すからです。熱めのお湯が好きな人でも、40度以下にするようにしましょう。

 
お風呂に入るタイミングも重要です。できれば、夕食より前のほうが体の負担を減らせます。高齢者であれば、日中の温かい時間に入浴してもいいと思います。くれぐれも、寒くて家中が冷えている早朝や深夜に入浴するのは避けましょう。

一人暮らしの家族がいる場合、ヒートショックには要注意

ヒートショックは、誰もが襲われる危険性があります。しかし、少しの工夫で防ぐことはできます。暖房設備がない場合などは、リフォームを検討するのもいいかもしれません。また、お風呂場に手すりをつけてあげると、いざというときの支えにもなりますし、体が不自由になったときにも役立つはずです。

 
高齢の家族の生活を見直すきっかけとして、「生前整理」と同時に入浴習慣を見直すのはいかがでしょうか。当社は、生前整理のお手伝いから、住みやすくするためのリフォームまでワンストップでご提供しています。孤独死を防げる環境を作ることは、ご本人はもちろん、家族にとっても安心できる環境になるはずですよ。





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