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早めに取り組みたい「デジタル終活」 いざやるべきことは?


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
当社は福島・仙台・東京・埼玉の各地で遺品整理を行っていますが、最近遺族の方からのお悩みでよく耳にするのが「デジタル遺品」に関するトラブルです。


特に、キャッシュレス決済やインターネットサービスの充実により、金銭関係のトラブルが増えているという印象があります。これに関しては私たちがお手伝いできることは少ないのですが、ぜひ生前整理の一環として「デジタル終活」を考えることをおすすめします。こういった問題があると予めわかっておけば、なにかできることもあるはずです。高齢者だけでなく、若い世代でも積極的に準備しておくべきなのではと思います。


今回は、最近よく起きているトラブルを中心に、デジタル終活についてやるべきことを考えてみます。

デジタル遺品は、金銭関係のトラブルに注意


便利なサービスが増えすぎた一方で、デジタル遺品に関する金銭的なトラブルが増えているようです。


例えば、インターネット銀行の存在。普通の銀行であれば通帳やカード、印鑑が必要になるので、死後に口座があることに気づきやすかったり、家族で情報を共有できたりします。しかし、ネット銀行の場合は当事者しか情報を知らないことがほとんど。相続でトラブルになることもあるようです。実際、ネット銀行のほうが金利が高いことも多いので、そちらに預金している人も多いのではないでしょうか?


同様に、証券会社やFX口座の存在も重要です。家族に隠れて取引をしていると、死後もその口座は放置されがちです。残された家族が気づいたときには損失が膨れ上がっていて、大きな負債を負ってしまうかもしれません。


また、最近はさまざまな「定額サービス」も登場しています。漫画や映画、音楽など、気軽に登録しているサービスはありませんか?自動的に契約が更新されるものも多く、死後も知らず知らずのうちに料金が請求されていることがあるのだそうです。1つ1つは小さな額だとしても、誰も使っていないのに継続課金されてはたまりません。サービスによっては、いくら死亡していても解約をしない限り料金を請求することも多いので、有料サービスに登録している場合は家族に共有しておきましょう(もしくは、自動更新されないサービスだけに絞って契約しましょう)。


直接金銭が絡むわけではありませんが、電子書籍や動画サイトでコンテンツを購入して楽しんでいる場合、そのダウンロードコンテンツは相続できないそうです(解約すると、データが消えてしまう)。所有権ではなく閲覧権を購入する仕組みだからです。書籍やDVDを持つのは管理が大変だから、家族のために電子書籍などで揃えているという人も多いと思いますが(私自身もそうです)、家族には引き継げない…というところは盲点だなと感じました。

デジタル終活でやるべきこと


デジタル遺品とされるものは、パソコンやスマートフォンの「中」だけにあるものなので、家族に引き継ぐのが難しいです。衣服や趣味のものなど、目に見えて残されているものであれば対応できますが、存在を知らなければ何をすることもできないからです。


そこでおすすめするのが、エンディングノートと同じように、パソコンやスマホ、インターネットサービスに関することをまとめるノートを作ることです。どんなサービスを使っていて、解約が必要なものはどれで、パスワードとIDは何かということがわかっていれば、遺族も悩まずに対応できます。これは自分が死亡したときだけでなく、病気で倒れてしまったときや認知症になってしまったときにも役立つはずです。


具体的には、
・スマホやパソコンのパスワード
・有料サービスの一覧と、ログイン情報
・ネット銀行、証券口座の情報
・SNSアカウント
・各サービスについて、死後どうしてほしいかの希望


については、しっかりまとめておくことをおすすめします。パソコンに作成しわかり易い場所に保管しておく方法もありますが、そもそもパソコンへのログインが大変なので、印刷したものを通帳などの貴重品と同様に保管しておくほうが実用的かな、と思います。


また、パソコンの中などには「見られたくないデータ」もありますよね。趣味のもの、アダルト関係のものなど…。それらを、例えば「絶対閲覧不可」的な名称のフォルダにまとめると、家族に見られてしまう可能性は高いです。人間は、禁止されると見たくなるものですから^^;


そういうデータに関しては、階層が深いところに隠しておき、あえて家族には存在も知らせないのがポイント。「こことここにあるデータを取り出したら、あとはハードディスクごと破壊して処分」という指示にすれば、見つかる確率は減ると思います。


便利なサービスが登場しているからこそ、死後に対する備えもさまざまな角度から準備する必要があります。それはデジタル関係だけでなく、日用品や家財道具でも同じだと思います。自分にもしものことがあったとき、家族に迷惑をかけないために、生前整理を始めてはいかがでしょうか。


当社では、福島・仙台・東京・埼玉を中心に、生前整理のアドバイスやサポートを行っています。これから始めたいけれど、何からスタートすべきか迷っている…という場合こそ、私たちにお任せください!





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