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犯罪の温床「空き家」をなくすには、遺品整理が肝心です

2019-03-18

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
近年当社が力を入れているサービスの一つが、「空き家整理」です。宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにてご相談を受け付けており、年々ご相談が増えているように感じています。


増え続ける空き家は、社会問題の一つです。2013年の空き家率は13.5%(全国で820万戸)で、今年公表予定の最新調査結果では、さらにこの値が増えていることが予想されます。


今回は、空き家問題についてお話します。

空き家が増えると、何が問題?


空き家が増えるとさまざまな問題を引き起こしますが、一番大きな問題は「犯罪につながる」ことです。


まず、空き家は放火の標的になりやすいです。もし近隣に燃え移ることがあれば大きな被害を招いてしまいます。


また、住民がいないことで空き巣に狙われる可能性があります。空き家から何を盗むのか?と思われるかもしれませんが、遺品整理や家財整理がなされず放置されている空き家には、貴重品が眠っている可能性もあります。家に入ることができなくても、エアコンの室外機だけを盗むというケースもあります。


誰も住んでいないことから、空き家は「ヤバイこと」をするために使われます。過去には空き家で大麻を栽培していた男性が逮捕される事件もありました。また、昨年は刑務所から闘争した受刑者が空き家に身を隠しながら長期間東保を続けるという事件もありました。女性や弱者を連れ込んで暴行を加える現場になる可能性もあります。


空き家のまま放置するのではなく、住まないのであれば適切な対応を取る責任が所有者にはあるのです。

空き家を増やさないためにできること


空き家になってしまうのは、誰かの「実家」であるケースが多いです。子どもが巣立ち、高齢の両親だけが住んでいる家の場合、親の死後どのように処分していいかがわからず、空き家のまま放置されてしまうのです。


家族の思い出の詰まった家ですから、すぐに処分するという決断ができず、ついつい後回しにしてしまうのかもしれません。現時点では空き家のまま所有するほうが、更地にして土地を所有するより税金が安いことも関係している可能性があります。


現在は各自治体でも空き家の増加が問題視されていて、移住者に無料で貸し出したり、ビジネスの拠点にしたりと活用を進める動きもあります。しかし、空き家を増やさないように考えていくのが、市民一人一人にできる空き家対策だと思います。


不動産を所有しているご家庭の場合、できれば親が元気なうち(60代くらい)のうちから家族で家の処分について話し合うのが良いでしょう。まだまだ死後を考えるのは縁起でもないと、乗り気でない場合もあるかもしれません。しかし、いざというときに備えて方向性を考えておくのが、家族みんなのためになるのです。


家の活用方法はさまざまです。家族が引き継いで住むこともできますし、売却したり、誰かに貸す方法もあります。土地だけは守りたいのであれば、更地にして駐車場にするというのも良いかもしれません。

生前整理と遺品整理


空き家となったときの対応をスムーズにするためには、できれば「生前整理」を行っておくのがおすすめです。不要なものをあらかじめ処分しておけば、別の人が住むにしろ売却するにしろスムーズに動き出せるからです。


生前整理が間に合わなかった場合でも、家を相続したときはまず「遺品整理」に着手しましょう。このときのポイントが、「少しの間はそのままにしておこう」「悲しみが落ち着いたら着手しよう」と曖昧に放置しておかないこと。「3回忌までに片付ける」など期限を決めて整理を進めていくようにしましょう。期限を決めなければ、ついつい後回しにしてしまい、それが空き家の放置に繋がります。


遠方に住んでいる、仕事が忙しくてなかなか手が回らない・・という場合は、遺品整理業者に依頼するのもポイントです。短期間で不用品の仕分けや処分まで完了するので、負担を大いに減らすことができます。


当社も、宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や空き家整理を行っています。空き家の活用についてのご相談も承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。





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