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孤独死があった「事故物件」に入居したい人が多い?

2019-11-29

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
当社は、宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃を行っています。


最近は不動産会社や管理会社の方からご依頼いただき、孤独死の起きた現場の特殊清掃・遺品整理を行うことが増えています。孤独死が発生すると、特殊清掃やリフォームなどを負担しなくてはならない上に、次の入居者も決まりにくい、家賃を下げる必要がある…など、大家さん側としてはつらい状況が続きます。


しかし、最近は意外にも「事故物件に住みたい」というニーズもあるようなのです。

事故物件に住みたい理由とは?


以前このブログでも取り上げましたが、孤独死現場などの事故物件を専門に取り扱うWebサイト「成仏不動産」も誕生しています。事故物件という扱いではありますが、清掃やリフォームがきちんとされていれば住居として問題はないものばかり。「むしろ、良い条件の部屋が安く借りれることもある」と受け入れる人が増えているのかもしれません。


現代ビジネスのWebサイトに掲載された記事によると、事故物件を借りたいという方には
・若い単身者世帯
・DINKs世帯(共働きで子供を意識的に作らない、持たない夫婦)
・子供が独立したので住み替えを考える高齢者
・高齢や不安定な収入、前科などの経歴を理由に部屋を借りるのを断られた人
がいるようです。


参考:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68478


家賃は毎月発生する固定費ですから、少しでも安い条件で借りられれば嬉しいという人は多いのだと思います。しっかりリノベーションが行われれば、事故物件だと分からないものがほとんど。これまでは不動産会社に尋ねるしか探す手段がありませんでしたが、成仏不動産のHPのようにネットで簡単に探せるようになったので、事故物件に対するニーズは今後も増えていくのではないでしょうか。

事故物件でも住居者を見つけるための仕組みづくりが始まるかも


孤独死や自殺が起きた住居を「事故物件」として、特別な告知や値下げが必要になるのはある程度必要なことかもしれません。ただ、事故物件についてのルールは「慣習」で決まっているようなものも多く、しっかりと制度化する必要性があると思います。自殺の場合や孤独死の場合、死後発見されるまでの時間などの条件ごとに告知義務や割引率を明確に定めてあれば、貸す側・売る側も、借りる側・買う側も納得して話を進めやすいのではないでしょうか。


こういったルールが制定されていけば、管理物件で事故が発生してしまったオーナー様も、事故物件を相続することになった人も少しは安心できるのではと思います。


私たちはさまざまな孤独死現場において特殊清掃を行っていますが、年々ご依頼件数は増える傾向にあります。全国的に孤独死のリスクは高まっていて、社会的なつながりの希薄化によって発見までにかかる日数も伸びる一方ではないかという懸念もあります。


そのため、孤独死リスクの高い人(高齢者の一人暮らし)などは、不動産業者からも「貸し渋り」が発生するかもしれません。しかし、孤独死リスクが有ることを前提として、火災保険等と同じように「孤独死保険」への加入を義務化したり、管理会社による見回り強化をしたりしすることで、こうした住宅弱者の救済につながるのではと思います。(孤独死保険は、当社でも取り扱っていますので、ご興味のある方はお問い合わせください!)


事故物件を活用するためには、内部のスムーズな清掃・消臭・リフォーム等の対応が欠かせません。当社は初期消臭対応から消臭・除菌の対応はもちろん、床や壁の張替え、間取り変更などの内装工事も承っています。


事故物件の対応にお悩みのご遺族の方、不動産会社の方はお気軽にご相談いただければと思います。





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