遺品整理やペットの世話を依頼する?単身女性向け「遺言信託」の登場
遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
当社は、宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や生前整理を行っています。
遺品整理というと、残された家族が故人を偲んで行うものというイメージがあると思います。ライフスタイルの選択も多様化する中「おひとり様」という選択をする人も増えています。おひとり様の場合、誰が遺品整理を行うのでしょうか?
自分の死後の片付けが不安…という悩みも、独身の友人から耳にすることがあります。親や兄弟の看取りを自分が行うにしても、自分自身の死後は誰が世話をしてくれるのか?と心配になりますよね。
その答えになるようなサービスがあります。単身者向けの「遺言信託」です。三井住友信託銀行が取り扱いを開始したとニュースがありました。今回は、今後広がるかもしれないこのサービスについてお話します。
単身者向け「遺言信託」とは
今回は、新しく登場した三井住友信託銀行のサービスを基準に説明します。ちなみに、2019年12月17日に発売されたばかりの商品の名前は「おひとりさま信託」です。
遺言信託とは、契約者の死後に発生する役所への届出や遺品整理などの作業を一括して請け負うもので、「単身者向け」の商品は通常の遺言信託よりも手軽であるのが特徴。ターゲットとなっているのは40代などのまだまだ若い層です。40代になると親の介護や看取りが起きることが多く、自分が親の死後の手続きや遺品整理を経験したことをキッカケに、自分のときの対応を考え始めるのかなと思います。
「遺言信託」は金融商品の一種
遺言信託は、金融商品の一つです。契約時に現金を預けることになりますが、そのときに独自の「エンディングノート」を作成して預けるのが特徴です。このエンディングノートには、葬儀や埋葬の方法、パソコンやスマホやSNSの情報、クレジットカード情報、公共サービスの情報が管理されています。
もし契約者が亡くなったら、エンディングノートに従って、葬儀の手配やサービスの管理などの事務を請け負ってくれるという仕組みです。さらに、機械的に事務作業を行うのではなく、誰かに託したいものがあるか、亡くなったことを伝えて欲しい人がいるかなど、精神的なフォローが受けられるのも特徴です。
「おひとりさま信託」の特徴
遺品整理や死後の事務作業だけでなく、大きな特徴としてはペットの終身管理やデジタル遺品の削除までサービスに含まれていることが挙げられます。
自分がシングルだからこそ、ペットやデジタル情報の管理には不安が大きい人も多いはずです。そこをカバーできるというのは、魅力的な商品ではないでしょうか。こういったサービスを利用して、少しでも死後の不安を軽くすることができるなら、利用する価値は十分にありますよね!
遺品整理や生前整理について、改めて考えてみよう
人はいつか死ぬものです。家族の遺品整理や生前整理を計画して進めるのはもちろんですが、自分自身の身の回りのことについても、時間をとって考える必要があります。これはおひとりさまであっても、家族がある人でも重要性は変わりません。
そして、できればまだ体も元気で判断力もあるうちに、前もって生前整理を進めていくことをオススメします。生前整理を主体的に進めていけば、死後に対する不安も減るのではないでしょうか。それだけではなく、過去を振り返ることで自分自身を改めて見つめ直す機会にもなり、人生をより豊かにすることにつながるはずです。
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