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「孤独死現場に入らないといけない」ときに、準備すべきもの

2020-07-24


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。当社は、孤独死が起きた現場の清掃を行う「特殊清掃」を得意にしています。


特にこれからの季節、遺体の腐敗速度が速いので、孤独死現場の清掃にはスピードと高い技術が求められます。しかし、「業者に依頼する前に、まずは自分で室内を確認したい」「料金もかかるので、自分でできそうであれば対応したい」というお考えの方もいると思います。


どんな状況であれ、何も準備せずに孤独死現場に入るのはおすすめできません。今回は、特殊清掃業者の立場から、「孤独死現場に入る前の持ち物」についてお話します。


孤独死が起こってしまうのは考えたくないことですが、もし対応が必要になった場合はこの記事のことを思い出していだければと思います。

なぜ事前準備が大切か?

孤独死現場に入る前には、相応の準備が必要です。臭気も強く、普段着で出入りしてしまうとなかなか取れない臭いに悩まされます。また、特にコロナ禍の現在では、感染リスクも非常に高くなっているので、自分や家族を守るためにもしっかり感染対策が必要です。


ちなみに、特殊清掃業者が現場に入るときには、防護服+防毒マスクというのが基本スタイルです。しかし、一般の人がこれらを準備するのは難しいです。


そこで、身近に手に入るものを中心に、孤独死現場に入る際に持っていきたいものをまとめてみましたので、参考にしてください。

孤独死現場に入る前に準備したいもの



「衣服の準備」と「清掃や整理の準備」に分けて説明します。

衣服の準備

衣服の準備をする上で覚えておいてほしいのが、「基本的に、室内で着用した衣類はすべて廃棄しても大丈夫なものにする」ことです。ご遺体の状況にもよりますが、なれていない人にとって腐敗臭は耐え難い臭いです。その臭いは着衣に染み付いてしまいますので、最悪の場合そのまま捨てても大丈夫、という服で向かいましょう。


★室内用の靴
室内に入る時専用の靴を準備しましょう。体液等を通さないように、ゴム靴などが安心です。使い捨てをする前提で購入されることおすすめします。室内と外で靴を分けるのは、臭いの染み付きを防ぐのもちろんですが、体液などを室外に持ち出さない対策としての意味合いが大きいです。


★手袋
ご遺体周りや室内のものに触れるときには、必ず手袋を着用しましょう。厚手のゴム手袋がおすすめです。より防護性を高めたい場合は、手袋の二重使用も良いと思います。


★マスク
臭いを防ぐためにも準備したいものです。最近ではだいぶマスクが手に入りやすくなりましたね。ただ、不織布のマスクなどでは臭いを防ぐ効果は限定的です。手に入れば、目の細かい防毒マスクを選ぶのが安心です。


★防護服
できる限り肌や髪の毛をさらさない状況で入室しましょう。臭いが付着するのはもちろん、感染リスクが懸念されるからです。もしなければ、雨合羽などを使うだけでも多少リスクは軽減されます。


髪の毛が長い場合は、しっかりまとめた上で、シャワーキャップなどで保護することをおすすめします。

清掃や整理の準備



本格的な清掃は業者に頼みたい…という場合でも、まずはその場から持ち帰りたい貴重品などもありますよね。簡単な清掃や整理を行いたい場合は、以下のものも持っていきましょう。


★厚手のゴミ袋
貴重品などを持って帰りたい時に。そのままかばんなどに入れると、臭いがついてしまいます。丈夫なゴミ袋に密閉して持ち出すことをおすすめします。


★古い布など
広がった体液などを拭き取るのは、使い古しのタオルやいらない服などが適当です。新品のタオルなどを持参しようという方もいると思いますが、吸水性がないので思ったより片付けが進みません。使い捨てする意識で、大量に持っていきましょう。


★消毒液・洗剤
汚染箇所を簡単にきれいにしたいのなら、洗剤を持っていきましょう。古布やスポンジ等に含ませて拭いていきます。簡単に準備できるものとしては、食器用洗剤がおすすめです。タンパク質汚れや油汚れに強いからです。拭き取った後は、感染予防のためにも消毒液(薄めたハイターなど)を使って消毒しましょう。

孤独死現場の清掃は壮絶!決して無理せずに



今回は、一般の方が孤独死現場に立ち入る場合の注意点をお伝えしました。しかし、忘れないでほしいのは「孤独死現場の片付けを自分でやろうと背負い込みすぎずに、無理と感じたら業者に頼ってほしい」ということです。完全防護の上での清掃作業は、なれないと熱中症リスクも高く、体調不良につながります。消毒剤や洗剤もプロ仕様のものではないので、片付けられる範囲にも限界があります。


なにより、精神的負担の大きい作業です。実際の清掃は、業者に依頼することをおすすめします。


ちなみに、当社は特殊清掃サービスの他、「とりあえず室内に入室で生きる状態まで片付けて消臭する、緊急対応パック」もご提供しています。まずは室内を確かめたいけど、いきなり入るのは不安…という方は、このサービスをおすすめします!


孤独死現場の清掃でお困りなら、お気軽にご連絡ください。





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