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相続で取得した空き家の5割は腐敗?空き家問題と向き合うために

2021-02-19


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて空き家整理を承っています。相続や生前整理の一環で「空き家を受け継いだ」という経験がある人は少なくないと思います。


しかし、空き家はただ持っているだけでは「負動産」になってしまう可能性が高いです。固定資産税などの税負担があるばかりではなく、適切な状態に保つための管理費も安くはありません。(定期的に通って、風通しをしたり、庭の手入れをしたりする必要があります。災害などで被害を受ける可能性もあり、そうなると修繕費なども発生する可能性があります)


実際、相続で取得した空き家のうち、5割は「腐敗・破損がある」というデータもあります。今回は、大きな社会問題でもある「空き家問題」について考えます。

管理が行き届かない空き家が多数


国土交通省が行った「空き家所有者実態調査」によると、空き家のなかで「腐敗・破損がある」状態の空き家は実に54.8%にのぼります。つまり、所有はしているものの住める状態ではない空き家が半数以上あるということ。これでは、不動産資産が無駄になってしまいます。


現在の空き家の状況を見てみると、築40年以上のものが69.1%(築70年以上のものも17.8%!)、最寄りの鉄道の駅から2km以上の場所にある空き家が約40%。相続などで空き家を所有したものの、古い&交通の便が悪いため誰も住まない状態が続いているのがよく分かります。


また、空き家を取得したにもかかわらず、名義変更や登記を行っていない人も多数。実際そのままでも大きな不便はないのですが※、その後の相続のときなどに家族の負担となってしまうので注意が必要です(私自身、祖父の死に際して土地や家屋などの整理をしたところ、名義が曽祖父のままの土地や建物がたくさんあり、父や親戚が苦労した…という経験があります)


※実際は、取り壊して更地にするほうが固定資産税が高くなってしまうので、「活用の予定もないので、とりあえず建物をそのままにしている」という人も少なくありません。こういった放置空き家をなくすために「空き家対策特別措置法」が施行されたのですが、一般的な空き家の状況はなかなか改善しないなというのが実感です。

空き家をしかたなく放置する前に


空き家の状況によっては、管理や活用が難しいというケースも多いと思います。築年数が古く、田舎にある空き家であれば、買い取り手や買い手はなかなか見つかりません。相続した人が高齢の場合、なおさら細やかな管理は難しくなります。空き家の増加は、高齢化とも関連する社会問題なのです。


空き家対策特別措置法も施行され、景観を害したり近隣住民を危険に晒す特定空き家に関して、市町村が助言したり建物撤去などに動いたりできるようになりました。しかし、自分も高齢で身動きが取れない…となると、どうしても空き家の手入れは後回しになってしまいます。


とはいえ、放置したままでは固定資産税の増加や、建物撤去要求の対象になる可能性もあります。行政からの指導がなくとも、空き家というだけで放火や不法投棄の温床となったり、犯罪に使われるリスクも少なくありません。空き家を所有する以上、最低限の管理は続けておきたいところです。


当社では、空き家の整理や管理などのサポートをご提供しています。「誰も住まなくなった空き家があるので、とりあえず家財道具を整理したい」というざっくりとしたご相談でも大丈夫です。人の住まない家は劣化も早くなりますが、不要な家財道具を撤去して風通しを良くしておけば、少しでも状態を良くすることができますし、万一解体や売却が決まった際もすぐに動けます。家の中のものが少なければ、管理する側の手間も少なくなります。


当社に空き家整理をご依頼いただき、その後定期的にお庭の片付けや簡単な清掃をご依頼いただくケースもあります。当社は「空き家整理」をメインのサービスにしておりますが、不要品の片付けだけでなく、その後の見回りやアフターフォローなどにも対応しています。お客様のお悩みを解決できるよう、柔軟な対応を行っていますので、空き家整理でお悩みの方はお気軽にご相談ください。





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