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遺品整理で何を残す?故人の遺品を整理・仕分けする際のコツと後悔しないポイント

2021-07-09


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理を行っています。


当社の遺品整理は、単なる不用品回収ではありません。たくさんのご遺品の中から、何を残すかをご遺族と一緒に考え、「残すもの」「残さないもの」を丁寧に仕分けていきます。


ご家族との別れは、なかなか心の整理がつかないものです。遺品整理をしたくても、手が止まってしまう・・・というお話はよく耳にします。そんな時に大きな負担となるのが、残す/残さないの判断。いつまでも手放せなければお部屋の片付けは進みませんし、かといってすべて処分してしまうと、後で後悔する可能性もあります。


そこでここでは、数多くの遺品整理現場を経験してきた「遺品整理士」の立場から、遺品整理で何を残すべきか、残しておいたほうが良いものはなにかという点についてお話します。

そもそも「遺品整理」とは?


まず、「遺品整理」の定義についてお話します。遺品整理は、故人の遺品を「残すもの」と『残さないもの」に仕分け、処分するものは丁寧に供養の気持ちを持って手放す一連の流れを指します(と当社では考えています)。


似て非なる考え方が、「不用品回収」や「不用品整理」。亡くなってしまった人のものだから、全て片付けていいだろう・・・というのはかなり乱暴な考え方です。一概にすべてを処分するのではなく、一つ一つ気持ちを込めて仕分けるのが、故人のためにもなると思います。


もちろん、ご遺族で必要なものを仕分けした後に、業者に回収を依頼するのは自由です。ただ、その際も「不用品回収」の業者に依頼すると、いくら処分するとはいえ故人の思い出の詰まったものを「ゴミ」として回収されるので、あまり気持ちの良いものではないかもしれません。遺品整理に関しては、遺品整理を専門に行なっている業者に依頼するのがおすすめです。

遺品整理をやる時期

遺品整理を行う時期ですが、具体的に決まりはありません。賃貸物件にお住まいで退去が必要な場合や、物件の解体や売却が決まっている場合は迅速な対応が求められますが、そうでなければ、なかなか着手せずにそのまま・・・というケースも多いです。


私自身の場合も、祖父が亡くなったあとの遺品整理は、なかなか進まなかった記憶があります。家には引き続き祖母が暮らしていましたし、急いで片付ける理由もなかったからです。


ただ、後回しにしておくと遺品整理に取り掛かるハードルも高くなってしまいます。「四十九日が開けたら」「初盆のタイミングで」「一周忌を迎えたら」など、ある程度法要のタイミングを目安にされる方も多いです。


もしくは、お盆や年末年始など、遠方の親族も集まれるタイミングで着手される方も。この1年はコロナ禍で実現が難しいという声も多いですが、実際に親族の方が集まって形見分けをする方が、後々遺恨も残さずにすみます。

遺品整理で何を残すかを考える際の注意点

では、ここから遺品整理での具体的な仕訳方法についてお話していきます。まずは全体像について。


遺品整理では、「何を残し、何を処分するか」の判断が一番大変で、一番重要です。ここの判断を間違ってしまうと、後で大切な思い出が二度と手に入らなくなって後悔することになります。


詳しくは後述しますが、基本的に
・遺言状やエンディングノートなど、故人のメッセージや相続に関するもの
・お金や契約に関するもの、価値のあるもの
・心情的に処分しにくいもの

は残しておくのがおすすめです。一つ一つ要不要を判断するのはしんどいですが、「これだけは残す」と最初に決めておけると、処分するための踏ん切りもつけやすくなります。


また、一度手放すと戻ってこなくなるので、あくまでも「迷ったら残しておくのが基本」とおぼえておきましょう。自分の持ち物の断捨離であれば思い切った決断もできますが、遺品整理となると「故人とのお別れ」という側面もあるので、そこまで厳しく判断しなくていいのかな、と思います。


もちろん、残しておく=スペースが必要となるので、「ここまでは残せる」「この箱に入る分だけ」という物理的なラインもあらかじめ決めておくと、「結局全部残すことになり、片付かなかった」という事態は防げるはずです。

遺品整理で残すほうがいいもの・捨てないよう注意すべきもの

では、遺品整理で残しておくべきものにはどんなものがあるか?見ていきます。

遺言状やエンディングノート

まず、当たり前ですが、遺言状やエンディングノート。これは相続に関わるものですし、故人の最後の思いが詰まったものなので、手元においておきたいものです。もし現物を手放すとしても相続がすべて完了してから。できれば、写真やスキャンでデータを残した上で手放されることをおすすめします。


というのは、遺言状やエンディングノートは故人の手書きで残されていることが多いから。直筆の文字というのは結構貴重で、後で見返して故人を思い出すよすがになります。

現金や通帳

次に、現金や通帳など、財産に関するもの。一通り把握されているかと思いますが、故人が一人暮らしされている場合などは、貴重品の場所がわからないケースも多いです。もしくは、「そもそも存在するかどうかわからない」ケースもあります。例えば、家族も知らないうちに契約していた定期預金や保険など。インターネット銀行や電子マネー、各種ポイント、ネット証券会社など、目には見えない形で残されているケースもあります。


故人宅がゴミ屋敷状態になっている場合は、貴重品を見つけるのも一苦労。ベッドの下とか引き出しの奥とか、なかなか見つからない場所に眠っていたりします。自分たちで探すと気づかずに破棄してしまう可能性もあるので、不安な場合は遺品整理業者と一緒に探しながら片付けを進めるのがおすすめです。(遺品整理業者は、捜し物をしながら遺品整理を進めるのが上手です!)

重要書類

契約関係の書類なども、諸々の手続き(解約や譲渡など)が終わるまでは手元に保管しましょう。賃貸契約、水道や電気料金、駐車場、携帯電話、保険証券・・・私たちが暮らしていく上では、さまざまな重要書類が存在しています。


間違って破棄すると後で手続が煩雑になったり、解約をしないまま追加料金が発生したりとトラブルに発展するケースもあるので、書類や紙類の仕分けには細心の注意が必要です。つい全部まとめて古紙や燃やせるゴミとして処分したくなりますが、遺品整理の場合はあえて丁寧な作業を心がけましょう。

遺品整理をしていると、「何の鍵かわからない」鍵が出てきたりします。もう使っていないはず・・・と思っても、一応避けておいてください。自転車の鍵だったり、スーツケースの鍵だったり、意外と後で活躍することがあります。「疑わしきは処分せず」の原則で、より分けておきましょう。

借り物

DVDやマンガなどは、本人の所有物ではなく、レンタルサービスや図書館を利用しているケースもあります。バーコードや貸し出しのマークがないか、確認しながら仕分けを行いましょう。

売ると高そうなもの

もう使わない・引き取り手がいないものは、最終的に手放すことになりますが、このときも単に捨てるのではなく、できる限りリユースやリサイクルを心がけたいものです。ブランド品や金券類、貴金属は買取りに出すと高値が付きます。他の不用品と一緒にせずに、一度買取査定を行いましょう。


ちなみに、遺品整理業者の場合は、遺品整理と同時に買取査定を行ってくれる場合があります。そうすると、処分代金の節約にもなりますし、ゴミではなく新たな引取先が見つかるので、故人としても嬉しいはずです。

思い出の品

思い出の品、写真やアルバム等は、ひとまず手元においておきましょう。ご家族や親族で目にすると、故人を思い出すきっかけになります。特に昔の写真はプリントされた写真しか残っていないことがあるので、そのまま処分すると二度と戻ってこなくなります。この遺品整理の段階では避けておいて、データ化等を行った上で処分するほうが、将来後悔せずにすみます。


他にも、故人が大切にしていた衣類や時計、メガネなども処分しづらいですよね。どうしてもというものは、手元においておいて良いと思います。大切なのは、遺品を処分することではなく、ご家族が気持ちの上で前向きになることだからです。


もし、判断にこまることがあれば、遺品整理業者にご相談されてみてください。他の方の事例なども踏まえて、アドバイスできます。

遺品整理で迷ったら、残しておこう


繰り返しになりますが、遺品整理で失敗しないコツは、「迷ったら、残しておく」ということ。故人のものは、二度と手に入りません。スペースに余裕があるのであれば、量を決めて残しておくのも大切です。亡くなった方を思い出す時、天国ではその人の回りに花が降ると言われています。ふとしたきっかけで思い出すこともできますから、心が落ち着くまで、「もう大丈夫だから手放そう」と思えるまでは、手元に置かれていてください。

遺品整理業者に依頼する際の注意


遺品整理は、ご遺族だけで進めようと思うとなかなか大変です。思い出の品をみるのが辛くて、手が止まってしまうというケースもあります。そんな場合は、第三者がその場にいるほうが冷静に作業を進められるものです。それに、大型の家財道具やたくさんの本など、重量があるものの片付けはプロがいるとスムーズです。自分たちでは「大変だから今日はここまで」と諦めてしまい、何年もかかって完了せず、という事例も少なくありません。


ある程度のゴールを決めたら、それに向けて業者の手を借りて一気に進めるのが大切かなともいます。


ただ、遺品整理業界は、業者の質がピンからキリ。業者選びに失敗すると、大切な遺品をぞんざいに扱われたり、不当な高額料金を請求されたり、トラブルに発展しかねません。遺品整理でトラブルを防ぐために、業者を選ぶ際には次のことにご注意ください。

信頼できる業者を探す

まず、本当ん信頼できる業者を探すこと。折込チラシや、車での呼びかけなどで集客をしている業者もありますが、Webサイトに作業実績が掲載されているなど、実績があって安心な業者を選びましょう。


遺品整理に関しては「遺品整理士」という資格もあります。供養の気持ちを持って遺品整理ができ、不要品の処分についても法令に従った対応ができる遺品整理のプロの資格です。こういった資格を持っているかどうか?というのも、業者見極めのコツの一つです。

スタッフの態度は信頼できるか

担当者の態度も大切です。業者としてしっかりと教育が行き届いていれば、どの担当者でも気持ちの良い接客が期待できるもの。第一印象は結構大事で、いくら安くても、対応が微妙なところは作業もずさんだったりします。できれば複数の業者に連絡をとって、「この会社なら信頼できる」と思える担当者を探してください。


ちなみに、クヨカサービスの場合は、見積もりに伺った担当者が現場にも入ります。最初から最後まで同じスタッフが担当するので、情報の伝え漏れもなく、安心してお任せいただけるかと思います。

個別のニーズに対応してもらえるか

遺品整理は、ご家庭ご家庭によって状況が変わります。例えば、「自分たちで細かいところはしたいので、空になったタンスだけ引き取って欲しい」という人もいれば「時間がないので、立ち会いできないがすべてお願いしたい」という人もいます。「重要書類や貴金属を探しながら仕分けしてください」というニーズもあれば、「料金をできるだけ抑えたいので、自分たちでできることはやりたい」とご要望いただくこともあります。


できる限り個別のニーズに対応するのが遺品整理では必要だと考えています。希望があれば、見積もりの際から積極的にお伝えください。それに対する対応でも、信頼できるかどうかが分かります。

遺品整理で「残さないもの」の処分方法

遺品整理の結果、「処分する」と判断するものもたくさん出てくるかと思います。基本的には、普通のゴミの対応と同様に処分して構いませんが、どうしても気持ちの上で心苦しさを感じてしまうこともありますよね。その場合は、一緒にお塩を包んだり、お人形や身につけていたものは遺品の供養サービスを利用したり、特別な対応をすると気持ちが楽になります。


当社を含め、遺品整理業者の中には、引き取った遺品を供養した上で処分してくれるサービスもあります。そういったサービスを活用すれば、故人とのお別れも少しは気持ちが軽くなるはずです。

遺品整理の仕分けに迷ったら、クヨカサービスに

自分たちで行うと、遺品整理はなかなか終わりの見えない作業です。ご遺族だからこそ、気持ちの切り替えができずに大変なこともたくさんあると思います。そんな場合は、遺品整理業者を上手にご活用ください。一緒に悩みながら整理するので、気持ちの整理にも繋がります。


クヨカサービスの遺品整理は、仕分け作業費、処分品の処理、合同供養碑、養生作業費、水回り清掃費、遺品搬出後の清掃などの費用が含まれています。さらに、買取可能なご遺品は高価買取させていただきますので、その分の料金が減額できる場合があります。


一人で抱え込まずに、お気軽にご相談ください。





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