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遺品整理で悩むパソコンの片付け方!処分の注意点やデジタル遺品対応のコツ

2021-08-21


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理のご依頼を受けています。


今回は、処分に悩むことが多い遺品の中でも「パソコン」に絞って注意点と片付け方についてご紹介します。


故人のパソコンやスマホは、近年問題視されている「デジタル遺品」のひとつでもあります。
故人の遺品整理でどうすべきかを理解しておくと、いざというときに役に立つだけでなく、自分自身のデジタル環境を見直すいいきっかけにもなりますよ。

パソコンの遺品整理が大変な理由


今や家庭に1台、一人に1台が当たり前になっているパソコン。タブレットやスマートフォンまで考えると、結構な台数を持っているご家庭も多いと思います。


パソコンは、「デジタル遺品の対応が必要」「普通のゴミとして捨てられない」という2つの意味で遺品整理が大変なアイテムです。

パソコンはデジタル遺品

「デジタル遺品」とは、故人が残したスマホやパソコンの中のデータ、インターネット上のサービスなどの利用情報のことを総称した言葉です。特にパソコンは、ログイン情報を共有できていないと中身の角煮が難しいこともあります。また、インターネット上でもさまざまなサービスに登録している可能性があり、金銭トラブルなどを防ぐためにも情報をしっかり確認する必要があるという難しさがあります。


実際、パソコンやスマホに関連するデジタル遺品は、「本人」しか知り得ない情報が多く、家族もその全貌を知らないためにしっかり引き継がれないと大きなトラブルになりかねないという問題をはらんでいます。


デジタル遺品についての考え方や、おすすめの引き継ぎ方法などは以下の記事でも紹介しています。

遺品整理で注意したい「デジタル遺品」とは?整理のやり方・生前にできるトラブル対策


パソコンは普通のゴミに出せない

デジタル遺品の問題が解決できても、パソコンそのものの処分方法という問題があります。


パソコンは「資源有効利用促進法」に基づき、メーカー等による回収と再資源化が義務付けられています。中のデータをすべて削除したからといって、普通にゴミとして捨てることはできないのです。


メーカーに依頼して回収してもらったり、家電量販店の回収などを利用するなど、自分でパソコンを処分する際には、自治体の指示に従って適切に対応する必要があります。

遺品整理でパソコンが出てきたときの対応

パソコンが出てきたときに、処分前に何を確認すべきか?一般的な考え方をお伝えします。

基本は遺族で確認してからスタート

パソコンなどのデジタル遺品は、故人の思い出に関するデータだけでなく、金銭関係に関する情報なども残されています。勝手に片付けを進めたり、中身を確認せずに廃棄してしまわず、どうするかを相続人で話し合ってからスタートするようにしましょう。

ロック開場できないときは専門家に

中身を確認したくても、パソコンのロック情報がわからないという状況もよくあります。そんなときには、パスワードをむやみに入力するとその時点でロックされるかもしれません。下手に初期化をすると、大切なデータも消えてしまう可能性があります。


中身を確認したいけどできない、という場合は、デジタル遺品に特化した業者やパスワード解除を専門に行う業者への相談をおすすめします。

金銭取引を伴う資産やサービスには注意

ネット銀行やネット証券など、現金化できる場合は資産として相続財産の対象になります。スマホなどで登録している電子マネー等も同様です。遺族が受け取ることができるので、すぐに書く窓口を調べ、財産分与を決めましょう。


場合によっては負債額が大きいケースもあるので、遺産放棄も視野に入れて考える必要があります。パソコンの中身の確認を後回しにするのではなく、できる限り早めに確認しておきたいですね。


※ネット上のサービス情報を家族に共有できていないと、この時点で遺族の負担が大きくなります。サブスクリプションサービスなどの解約モレで「使っていないのに利用料金を支払っている」場合もあります。できれば、利用しているサービスの一覧などを、生前に家族とは共有しておきましょう(これは年代問わず大事なことですね)。

パソコンを処分する方法

パソコンは、そのまま捨てられないというのが大きな問題点です。データが残っていると悪用される可能性もありますし、個人情報の保護から考えても望ましくありません。


データをすべて削除し、初期化などを行った上で廃棄することになりますが、パソコンはリサイクルが義務付けられている製品なので、基本的にはメーカーに回収を依頼することになります。


自治体ごとにルールは変わりますが、「指定箇所への持ち込み」「メーカーでの回収」「宅配回収の利用」が主な処分方法です。ここでは、代表して仙台市での方法を抜粋してご紹介します。
http://www.city.sendai.jp/haiki-shido/kurashi/machi/genryo/gomi/wakekata/computer.html

指定回収箇所への持ち込み

仙台市では、ノートブックパソコンを市の小型家電回収ボックスにて回収しています。役所やすーーパー、ショッピングセンター等に設置されている回収ボックスに入れれば処分は完了です。


また、株式会社青南商事の「リサイクルモア」による回収(デスクトップ本体、ノートブックパソコン及び一体型パソコンのみ)も利用できます。

家電量販店への持ち込み

ケーズデンキ、ヨドバシカメラなどの家電量販店の店頭に持ち込みます。ヨドバシカメラであれば、パソコン本体の他、タブレット、携帯、デジカメ、ビデオカメラ、カーナビ、音楽プレーヤー、ゲーム機などは無料で回収できます。


その他の家電も、料金は発生するものの、処分を依頼できます。困っている方は家電量販店へ確認してみるといいですよ。

業者での宅配回収

市の指定を受け、小型家電の宅配回収を行っている業者の利用もできます。私も一度使ったことがありますが、複数台の電子機器をまとめて片付けられたので非常に便利でした。


指定サイズ以下のダンボールに、不要なパソコンを詰めて申し込み、業者に回収を依頼するだけ。無料で回収に来てくれるので、非常にお手軽です。デスク・ノート・タブレット・一体型等」どんなパソコンも回収対象で、古くて壊れているパソコンもOK。キーボードやマウスなどの関連機器も、スマホやタブレットなども、ダンボールに入る量であれば対応可能です。


基本はパソコンのデータを処分した上で引取をしてもらいますが、自分での対応に不安がある場合は、1台3,000円で消去対応をしてもらえます。専門家に対応してもらえ、消去証明書も発行されるので安心です。


さらに、古いパソコンからのデータバックアップサービスもあるので、思い出のデータ確認できないなど困っている場合は相談してみてもいいかもしれません。

https://www.renet.jp/

パソコンを含む遺品整理はお任せください

当社は、さまざまな事情のある遺品整理について対応してきた実績があります。パソコンについては、目に見えない情報がたくさん含まれているツールなので、当社が回収するケースもあれば、ご遺族が引き取られて確認ご処分されるケースもあります。


いずれにせよ、当社はご遺族が最後に後悔されないよう、どうすべきかいいかのアドバイスを行っています。もちろん、処分する場合には当社で責任を持って対応させていただきますのでご安心ください。


デジタル遺品を含む遺品整理についても、お困りの方はお気軽にご連絡くださいね。





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