遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。当社は仙台市を中心に宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や特殊清掃のご依頼を承っております。

特殊清掃を行ったあとの部屋にまた人が住めるようにするには、ハウスクリーニングだけでなく建具や床材の張替えなどを行わなくてはならないことがあります。「原状回復リフォーム」と呼ばれるこれらの工程には、広い専門知識と豊富な業務経験が必要です。

この記事では実際の作業事例をもとに、特殊清掃を行った後のお部屋を原状回復する工程や費用について解説しています。

特殊清掃とは

特殊清掃とは、普通の方法で汚れや臭気の除去が難しい部屋を清掃することです。特殊清掃が必要な事例には事件やごみ屋敷などさまざまなものがありますが、よくみられるのは孤独死に関する特殊清掃です。孤独死とは事故や病気、自殺などによってお部屋で亡くなったあと、発見されないままになっているケースを指します。

亡くなったあと放置されたご遺体は腐敗が進行し、非常に強い臭気や体液の浸出が進んでいきます。季節によっては2～3日で部屋全体に臭気が立ち込め、さらに時間が経つと害虫や害獣が発生して被害は建物全体や近隣へと広がっていくのです。

特殊清掃業者はプロ仕様の機材と清掃技術を用いて、部屋に広がった臭気や雑菌、汚染された荷物を取り除きます。

特殊清掃後の部屋を住めるようにするには？

一般的な特殊清掃では、以下のような手順で清掃が行われます。

①現場の消毒
②遺品整理
③不用品や汚染された荷物の搬出
④清掃・殺菌
⑤オゾン脱臭機による脱臭

汚染が建物に及んでいない場合は、この手順で完了です。しかし亡くなってから日数が経っていたり、ご遺体が床の上にあった場合は床板や壁材まで体液が浸出している可能性があります。

特殊清掃において最も重要かつ難しいのが、臭いを完全に絶つことです。汚染箇所がそのままになっていると、清掃直後は臭いが解消されたように感じても時間が経ってから臭いがあがってきたり、梅雨時になると臭いが復活することもあるのです。

クヨカサービスでは原状回復リフォームとして、以下のようなものに対応しています。

・フローリングの貼り替え
・畳・障子・ふすまの貼り替え
・壁紙やクロスの張替え
・キッチン・トイレ・バスルーム・洗面台の入替え
・外壁や屋根塗装

畳や壁紙は臭いを吸いやすく、直接体液に触れていない部分でも臭いが染みついているケースが多々見られます。こういった臭いもオゾン脱臭機で大半が除去できますが、場合によっては新しいものに交換したほうがコストが抑えられる可能性もあります。

当社では、多くの特殊清掃や原状回復リフォームを手掛けています。蓄積したノウハウに基づいて、よりお客様にとって負担の少ない方法を積極的にご提案させていただきます。

普通のリフォームと原状回復リフォームの違い

通常のリフォームと原状回復リフォームの大きな違いは、表に出ていない部分まだ及んだ汚染まで対処できるかという点にあります。ここでは、床部分の原状回復を例にとって解説します。

体液が侵出した部分のシミは元通りに落とすことが大変難しいため、畳やフローリングを剥がして交換するのが一般的な対処です。しかし状況によっては床下の汚染状況を把握して、適切な対処を行う必要が生じることがあります。

リフォームができる業者は多数ありますが、こういった場合に適切な判断を下せるのは多くの特殊清掃を経験している専門業者に勝るものはありません。

床下まで汚染が進んでいる場合の対処も、汚染された部分を切除して新しいものと繋ぐのか、それとも清掃して防臭剤を塗布するのかなど建物への影響やコストなどを鑑みて、最適な方法をご提案させていただきます。

また、特殊清掃から原状回復リフォームまでワンストップで対応できるので、作業時間も大幅に短縮が可能です。

当社での作業事例

クヨカサービスでは特殊清掃から原状回復リフォームまで、ご遺族や大家様のご事情に合わせてさまざまな方法をご提案しています。ここでは、当社で担当した事例の一部をご紹介しています。

事例①

間取り……1DK
作業時間・人数……2週間/2～4名
費用……702,875円(税別)
作業内容……特殊清掃、遺品整理。原状回復に伴うクロスの張り替え、クッションフロア張り替え、タイルカーペットの張り替えなど。

事例②

間取り……1K
作業時間・人数……2日/3名(原状回復リフォームは含まず)
費用……1,153,000円(税別)※原状回復リフォーム込みの費用
作業内容……特殊清掃、遺品整理。床の下地合板を撤去しての広範囲なリフォーム

当社サイトでは他にも多数の作業事例をご紹介しています。ぜひ参考にしていただければと思います。

特殊清掃に関するご相談なら当社におまかせください

ここでご紹介したのはあくまで一例ですが、お部屋の広さやご遺体が発見されるまでの期間、周辺環境などによって作業内容や緊迫度が大きく変わってきます。特殊清掃からの原状回復は時間を置いても状況が良くなることはほとんどありません。

特殊清掃が必要な事態になったご遺族・オーナー様・管理会社様は、どうぞお気軽に当社までご相談ください。できるだけ費用を抑える方法や関係者への対応など、どこに相談して良いのかわからない事柄についても親身に対応いたします。