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もはや田舎だけではない、都市部にも潜む空き家のリスク

2019-09-22

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスでございます。
当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて空き家整理を行っています。


2019年4月に総務省が発表した住宅・土地統計調査の結果によると、全国の空き家数は846万。空き家率にすると13.6%にも上り、今後もその数はますます増えていくと予想されています。


皆さんは「空き家」というと、どのような物件をイメージしますか?
田舎の畑や田んぼの中にある、だれも住んでいない荒れ果てた家…そういったイメージの方も多いのではと思います。


しかし、何も田舎にある建物だけが空き家になるわけではありません。今、都市部の郊外に空き家物件が増えているという問題が指摘されています。

都市部でも起こる空き家問題


1960年代以降、都市部に地方から人が集中する流れが起きました。いわゆる「ニュータウン」が次々と建設され、同年代の家族が一気に集まり、バスや電車を乗り継いで都市部に通勤するという生活が当たり前になりました。


現在、ニュータウンで生まれた子どもたちが家庭を持つ世代。彼らは、生まれ育ったニュータウンに戻るのではなく、都市の中心部で就職し(これは、親と同じですね)、職場の近くに住宅を構えるようになっています。通勤のために片道1~2時間…これを受け入れないというのも、子世代の選択なのだと思います。


では、その結果郊外のニュータウンはどうなってしまうのか?親世代がまだ健在のうちは問題がありませんが、いずれ空き家になることは目に見えています。現在は空き家として問題が顕在化しているわけではありませんが、10年後・20年後を見据えたときに、空き家が乱立するゴーストタウンのようなエリアが増えるのでは…と危惧する声もあります。

空き家問題にどう備えるか?


「家」に関する考え方も昔と今では大きく違います。親の家を引き継ぐ、親と一緒に住む…という考え方のほうがどちらかといえばマイナーでしょう。そうなると、どの時代においても、空き家問題からは逃れられないのかもしれません。


こういう社会背景があると知っていれば、いざ空き家を所有することになる間に「空き家を相続するときの対応」を学んでおくことができます。そして、空き家を所有する上で損をしないためには、事前の知識が非常に大切だと思います。


今すぐに空き家になる予定はなくても、方向性を考えておくだけでいざというときもスムーズに動けます。家族みんなが元気なうちに、以下のことを考えてみてください。

維持費を算出してみる

空き家を所有した時に陥りやすいのが、「とりあえず維持しておく」という対応です。しかし、だれも住んでいない空き家でも、かなり維持費がかかります。それはだれが負担するのか?いつまで負担するのか?そう考えると、空き家の方向性の考え方も変わってくるかもしれません。


例えば、次のような維持費が想定されます。あらかじめ算出しておくと、話し合いがスムーズかもしれません。
・固定資産税
・都市計画税
・電気代や水道代
・庭の手入れ
・破損個所の修復
・空き家に行くまでの交通費

どうしたいのか、所有者の意向を聞く

親の死後、いざ家をどうしようかと考えたときに、親族間でも考えが異なり、もめてしまうことは多いです。兄弟の意見がまとまらずに数年放置されてしまったり、もめたまま家を売却したため家族と疎遠になったり…。こうしたトラブルになってしまうことは、家の所有者も望んでいたことではないはずです。


空き家になった実家は、最終的に次の4つの選択肢があります。
・家族の誰かが移り住んだり、別荘・物置として使う
・更地にして売却する
・家として売却する
・家として賃貸する


今は「空き家バンク」などの整備に積極的な自治体もありますから、支援制度を調べていけば更なる活用法も見つかるかしれません。住む人が亡くなった後の家をどうするか?折に触れて話し合う機会を持ちましょう。


そして、いずれにせよ、空き家の中の家財整理は必要です。当社は遺品整理や生前整理、空き家整理を得意としています。空き家の活用を見据えて整理を行いたい方は、お気軽にご相談ください。





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