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見えない場所は大丈夫?「デジタルゴミ屋敷」を掃除できない人へ

2019-09-27

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
当社は、宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにてゴミ屋敷清掃のお手伝いをしています。

今回は、当社の得意とする「ゴミ屋敷」とは少し違いますが、今後更に問題になるかもしれない「デジタルゴミ屋敷」についてお話します。

「デジタルゴミ屋敷」はなぜ起きるか


あなたのスマホやパソコンの中のデータは、どのような状態ですか?スマホ等の容量も大きくなり、簡単に撮影した写真や動画が溜め放題。アプリやゲームもどんどん入れて、パスワードは乱立し、一体どのくらいのデータを持っていて、どんなサービスを利用しているのか、自分でも管理できていないという方も多いのではと思います。

そんなごちゃごちゃしたスマホやパソコンの中を「デジタルゴミ屋敷」と呼び、問題視する流れが生まれています。

こんまりメソッドや断捨離ブームもあり、若い世代を中心に「モノを持たない暮らし」を送るひとも増えています。確かに、そういう人の家はスッキリ片付いていて、当社の出番はないことでしょう。しかし、実生活でモノをたくさん捨てた反動で、データや写真で残すことで「所有欲」を満たす人が増えているのです。そして保管されたデータは、整理もされず、見返されることもないまま・・・。

このように、自分で管理できる範囲を超えてデータを溜め込み続けている状態は「デジタルホーディング」と呼ばれています。ホーディングとは「溜め込み」という意味。当ブログでも、ゴミ屋敷問題の背景に「溜め込み症」という心の病気の存在を示唆しましたが、デジタルゴミ屋敷においても溜め込んでしまう心理が影響していると考えられます。

所有することで満足感が得られるので、1つ1つをあまり大切にせず、管理もしないという状態です。クラウド上に何万枚もの写真を保管し、検索エンジンのタブも数百件開いたまま・・・という人もいるとか。

デジタルホーディングの問題性

デジタルホーディングの結果は、家の汚れや悪臭、害虫の発生という直接的な影響はありません。そのため、「誰にも気づかれずに問題が大きくなっていく」という特徴があります。

データを溜め込むだけであれば、他の人の迷惑にもなりませんが、実は生活に悪影響を及ぼす可能性も。たくさんのデータが有ることで、いざというときに必要なものが取り出せなかったり、無駄な時間がかかってしまったりするのです。自分自身が困るだけであればいいですが、もし別の人が情報を探さなくてはならなくなったとき、不要なものが行く手を阻むのは想像に難くないことです。

見返しもしないデータに囲まれて暮らすことは、「所有する」という点からは満足かもしれませんが、そのせいで失われているものもあると認識することから始めることが大切です。

生前整理の観点からも、デジタル上の整理は重要


部屋はきれいに片付いている人でも、実はデジタル上は大変なことになっているかも・・・。かくいう私も、デジタルゴミ屋敷という言葉に思い当たりがあり、スマホの整理を始めたところです(汗)

デジタルホーディングは、他の人に直接的な悪影響を与えるものではありませんが、生前整理の観点から考えると、自分で対処できるうちに対応しておくべき課題です。

「デジタル遺品」は、今後の終活・生前整理の中でも重要度が高くなると予想される分野です。現時点でも、家族の死後に写真データにアクセスできない、ネット銀行や証券の情報が不明、課金サービスへの解約を忘れていた・・・というトラブルが発生しています。今の時点からデジタルゴミ屋敷状態の人が高齢になったとき、更に問題は大きくなってしまうはず・・・。自分だけでなく、家族に迷惑をかけないためにも、常に情報を整理しておく仕組みと習慣を作りましょう。

ただ溜めていくだけでなく、管理して活用する状態を保つことで、スマホやパソコンでの思い出整理がうまくいくはずです。





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