【オススメの本紹介】「親に寄り添う」実家の片付けのコツ

2019-10-16

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
当社は、宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理や生前整理をしています。

ここ数年切実な相談として寄せられるのは、「実家の片付けをどうしよう」と悩む人たちの声です。私たちへのご依頼者の中に多いのはもちろん、友人との会話の中でも、「久しぶりに帰省したら実家のものの多さに愕然とした」という話題が上ることも増えてきました。

実家の片付けを考えたとき、当社のような生前整理業者の手を借りて一気に不用品を整理してしまうというのも一つの手段です。しかし、ご両親の了解を得ることが難しかったり、時間や費用の捻出に問題があったりして問題を先送りされている方もいるのではないでしょうか。

そんなお悩みをお持ちの方にオススメの本を見つけました。
『親に寄り添う、実家のちょうどいい片づけ』（Emi/白夜書房）
https://ourhome305yomu.com/column/18836/（著者ブログ）

今回は、この書籍を紹介したいと思います。実家の片付けにお悩みの方はもちろん、自宅の整理整頓に悩みのある方にもオススメです（笑）

「両親を楽にしたい」から始める実家の片付け

著者のEmiさんは、整理収納アドバイザーとして活躍されている方。そんなEmiさんが実家の片付けを始めたのには、お母さんの入院をきっかけに実家の見直しが必要になったことだそうです。

「お母さんが交通事故にあった」

昨年の秋、急に父から電話がありました。母がバイクで仕事に向かう途中、雨が降った道路でスリップしたとのこと。鎖骨を骨折し、突然2週間ほど入院することに…。

命に別状はなくほっとし、仕事の合間を縫って実家に帰省。入院後、足りない荷物の買い出しを終え、一息ついたところでふと…、これまでほとんど家事をしてこなかった父のことが気になりはじめます。思えば父は、ごはんの炊き方も、ごみの出し方もまったく知りません…。

〜中略〜

恥ずかしながら実家は、いつも洗濯ものが山積み、床には物が落ち、荷物部屋にはほこりが…。
私も気になってはいたものの、子育て、仕事の忙しさを言い訳に、見ててみないふりをしていたんです。

でも、母の入院をきっかけに、「今、両親がラクできる仕組みをつくってあげたい！」と心から思いました。

「はじめに」より抜粋　https://ourhome305yomu.com/column/18836/

これを読んで、母こそ入院していないものの、自分の実家のことかと思いました。大掛かりな生前整理もいずれやるべきですが、それ以前の毎日の生活を楽にできるための片付けこそ、まず始めるべきことかもしれません。

この本では、「体力が落ちても毎日ラクして家事できる仕組み」「帰省したときに自分が手伝いやすい仕組み」という観点から、多くの人の声を取り入れて実践的なコツが紹介されています。5分でできるようなものも多いので、実家に行くたびになにか一つ改善していくと、確実に暮らしやすい空間に変えられるはずです。