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野村克也監督もお風呂場で… 今こそ気をつけたい「ヒートショック」の予防法

2020-02-20

遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
当社は、宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて特殊清掃や遺品整理を行っています。


野村克也監督という偉大な方の訃報が報じられました。
浴槽の中でぐったりとしているところが家政婦に発見され、そのまま死亡が確認されました。死因は虚血性心不全とされていますが、状況から考えて、ヒートショックが心不全を引き起こした可能性も否定できません。


高齢者のお風呂場は家庭の中でもリラックスできる場所ですが、それ以上に危険を秘めた場所でもあるのです。一人暮らしでヒートショックが起きると、誰にも発見されないまま急死してしまう…というリスクがあります。


今回は、ヒートショックの危険性と、予防法についてお話します。何かあってからでは遅いです。まだ寒い日は続きますので、自宅だけではなく、ご両親の家の状況も考えて、対策を考えられることをおすすめします!

ヒートショックに注意!お風呂場が危険な理由


ヒートショックとは、周りの気温差によって血圧が急激に変化することで、体に大きな異変が引き起こる症状のこと。特に冬の発生が懸念されています。温かいリビングで過ごす→寒い脱衣所で裸になる→温かいシャワーや浴槽に浸かる…という一連の流れが、急激な温度変化によって血圧の大きな変動につながっているからです。


私の実家も、まさに「リビングは温かい」「脱衣所は暖房がなく寒い」という状況。たまに実家でお風呂に入ると、寒くて寒くて仕方がないのでヒートショックを起こさないか不安になります。


体感温度が急激に変わると、血管が収縮や膨張を行い、それに伴って血圧が大きく変動します。これにより体に過度の負担がかかり、脳出血や心筋梗塞を起こす危険があります。湯船に使っているときに意識を失えば、そのまま溺れてしまう可能性もあります。立っているときにめまいや立ちくらみがし、転倒して大怪我をしてしまうリスクもあります。


兵庫県加古川市のまとめによると、2019年に「入浴時の急病」で救急要請があった人のうち、約53%が11月~2月に発症、全体の74%を65歳以上が占めていたようです。救急隊員の到着時に亡くなっていた人は14%にのぼるので、命の危険に大きく関わる現象だと言えます。

ヒートショックを防ぐには?


ヒートショックの原因は、「急激な温度差」です。防ぐためには、急激な温度差を取り除いていく必要があります。


・脱衣所に暖房設備を準備して温かい状態にする
・浴室内をシャワーで温める
・浴室暖房の設備を整える
・湯船の温度を高すぎない温度にする
・いきなり湯船に浸からず、かけ湯をしてゆっくり入る
・水分をしっかり補給する
・寒い時間ではなく、昼間の温かい時間に入浴する


などが具体的な対策です。ご家族に高齢者がいらっしゃる場合は、冬の入浴時は気にかけてあげてください。「入浴は、家族がいるときに」というのも立派な予防策です。


とはいえ、一人暮らしの場合など、どうしても近くにいられないケースもありますよね。その場合も、対策について話してあげたり、暖房設備の見直しをしたりすれば、十分予防効果が期待できます。


実家の片付けをするついでに、浴室暖房や脱衣所暖房の設備を準備するリフォームを行うのも良いと思います。リフォームというきっかけがあれば、実家の片付けを勧めることができ、子ども世代としては一石二鳥かもしれません。


当社は生前整理や実家の片付けのサポートを行っています。リフォームも行っていますので、お気軽にご相談ください!





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