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世田谷区に空き家5万件!?首都圏にも広がる空き家増加の懸念

2020-09-30



遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて空き家整理を行っています。


全国各地で空き家が増加傾向にあることは、多くの方がご存知のことだと思います。空き家というと、過疎の進む地方でより深刻というイメージがありますが、実は都市部でも増加傾向が顕著に続いています。


朝日新聞の報道によると、世田谷区にには5万戸もの空き家が存在することが明らかになりました。都市部でも深刻化する空き家問題は、他人事ではありません。

首都圏でも進む空き家の増加



朝日新聞の報道によると、世田谷区内の空き家は5万戸にのぼり、そのうち2割以上は市場に流通していない(=放置されている)空き家であることがわかりました。

https://www.asahi.com/articles/ASN9W658TN9LUTIL02W.html


世田谷区というと、高級住宅地である田園調布にも近いエリア。空き家とは無縁にも思えます。しかし、最寄駅から10分程度歩くだけで、雨戸が閉められ、庭の草木が伸び放題になっている空き家が見えてくる状態になっているそうです。


いわゆる高級住宅街の場合、現在住んでいる方が65歳以上の高齢世帯のことも多いです。また、不動産価値が高く若い世代にはそう簡単に手を出せないこと、エリアによっては都市計画で建物の高さが制限されていて、マンション開発などに繋がりにくいことなどが空き家増加の背景にあると想定されています。


空き家問題は、都市部でも無縁の課題ではないのです。

「流通しない空き家」の問題点

今回、とりわけ問題だと感じるのは、全体の2割にあたる1万2千戸に関しては、市場に流通していない空き家であるという点です。


当社が空き家整理をする時にもお話するのですが、空き家のまま放置しているというのは基本的におすすめできない状態です。人が住まない家は劣化が早くなりますし、防犯上の観点からもリスクが大きくなります。


ですので、住人がいなくなって、誰も住む予定がない場合は、売却や賃貸を検討して利活用するか、解体して更地にして利活用を考えるかというのが理想的な方向です(=市場に出回る)。ただ、人口も少なくなっているので、そもそも住宅需要が減っていくという背景もあります。また、先程も書いたとおり、高級住宅街であるほど不動産価格も高く、売れにくいという状態です。


空き家の期間が長くなると建物が痛むため、手放すのが難しくなります。さらに、所有者が高齢の場合、手放すという判断自体が困難になるケースも少なくないようです。

住宅以外にも。利活用が進むケースも


空き家の利活用というと、売却や賃貸が頭に浮かびますが、現在は「住む」にこだわらない利活用も進んでいます。


例えば、空き家を改修して飲食店兼シェアハウスとしてオープンさせるなど。空き家だった古民家をリニューアルして、シェアスペースとして生まれ変わらせる試みもあります。すべてを取り壊して新しいものを作るのではなく、古い建物の魅力を生かした改修にすることで、改修費も押さえられ、付加価値もプラスできるという側面があります。


住宅としての活用が難しくても、人が集う場所として生まれ変わることができれば、新たな地域のつながりを生む場としても意義があります。孤独死など、高齢単身世帯が増えることによる問題はたくさんありますが、空き家の活用でそうした問題にも切り込めるようになるかもしれません。


現在空き家を所有している方は、そのまま持ち続けることにはリスクが有るということはじゅうじゅうご存知のことかと思います。所有者が決断できるうちに、利活用を見据えて空き家整理を進めることをオススメします。


空き家整理にお悩みの方は、お気軽にご相談ください!





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