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孤独死現場の遺品整理はどう進める?遺品整理業者が教える手順と注意事項、依頼した場合の料金例


遺品整理・特殊清掃のクヨカサービスです。
当社は宮城県全域、福島県・岩手県・山形県の一部エリアにて遺品整理・特殊清掃のご依頼を受けています。


特に最近重要度が高まったと感じているのが、「孤独死現場の遺品整理」。核家族化や少子高齢化も相まって単身世帯の数も多く、孤独死現場の清掃依頼が増えています。さらに、孤独死=身寄りがないケースやご家族が遠方にお住まいのケースが大半で、遺品整理は誰が?どうやって進める?という点でお悩みの方が多いです。


そこで今回は、遺品整理業者・特殊清掃業者としての経験から、孤独死現場の遺品整理について①自分で行う場合の手順と注意点②業者に依頼した場合の流れと費用について解説します。

孤独死現場の遺品整理の進め方

私たちが孤独死現場を片付けていく場合の作業フローをざっくりと解説します。自分で行う場合でも、基本的にはこの流れに沿うことになります。

まず汚染箇所の清掃

孤独死の場合、ご遺体は警察が搬出し対応していますが、お部屋には体液や血液、腐敗液などが残された状態で、それが強烈な悪臭の元になっています。ですので、まず汚染箇所の清掃・汚染物の梱包・廃棄からスタートします。


このとき、感染症リスクを防ぐためにも完全防護の体制でスタートし、消毒液の散布等も行います。強烈な死臭にめまいがしそうにはなりますが、近隣への迷惑を考えて換気を行うのはNGです。


汚染箇所の清掃が完了したら、状況に応じて初期消臭作業を取り入れることもあります。


特殊清掃の作業の流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。

特殊清掃の作業の流れは?孤独死現場の清掃や遺品整理を依頼するときの手順


遺品の仕分け

孤独死現場の遺品は、死臭・腐敗臭が染み付いていることも多く、大半を処分することになります。ですが、貴重品やどうしても手放せない思い出の品、写真などは手元に残したいというご希望も出てきます。


そこで、ご遺族様の意向に沿いながら、残す遺品を仕分けてして別途消臭や梱包を行います。

処分する遺品の搬出

残すべきものを分けることができたら、処分する遺品を搬出します。ちなみに、当社の場合は回収した遺品を、廃棄する前に「供養」しています。きちんと遺品として供養することで、少しでも故人の気持ちが安らかになることを祈っています。

部屋全体の消臭・除菌

お部屋全体を空にしたら、部屋全体の消臭や除菌作業を行います。汚染部分が床板などまで染み込んでいる場合は、その箇所の解体も行います。


当社は消臭剤だけでなく、「オゾン脱臭機」を用いることで根源からの消臭を目指しています。

原状回復リフォーム

お部屋の汚染状況にもよりますが、部分的なリフォームまで行うこともあります。賃貸部件の場合、次の入居者を気持ちよく迎えるためにも、大規模なリフォームを選択される大家さんも多いです。


自分で孤独死現場の遺品整理を行いたい場合の注意点


大前提として、孤独死現場の清掃や遺品整理は業者に依頼することをおすすめします。死臭や腐敗臭は慣れている私たちでさえ参りそうになるレベルですし、間違った対応をして近隣にご迷惑をかけてしまうケースもあります。


当社はとりあえず入室ができる状態を目指す「緊急対応パック(汚染箇所の清掃と初期消臭のみを短時間で完了させるプラン」をご提供していますので、こういったプランを活用しつつ、以下の注意事項に配慮して作業を進めてください。

換気や掃除を進めるのはNG

いざ自分で作業をしようとすると、部屋の中の臭気に耐えられず換気をしたり、汚れを流したりしたくなるかもしれません。しかし、ご近所に異臭が漏れ出しご迷惑をかけてしまう可能性が高いので、基本的に「孤独死現場で遺品整理をするとき、換気はNG」です。特殊清掃が完了した後に窓を開けるくらいの気持ちでいいと思います。


例えばお風呂場で孤独死があった場合などは清掃にも注意が必要。そのまま水で流してしまうと排水が詰まってしまうので、先に拭き取る作業が発生します。


孤独死現場では、通常の遺品整理とは違った手順や注意事項があるのでできれば業者に依頼しましょう。

マスクや手袋無しで入室しない

臭い対策や感染症対策として、入室時にはマスクや手袋が必須です。また、髪の毛や衣類にも臭いがつくので、ヘアーキャップや防護服(なければ最低カッパ)などがある方が安心です。


作業終了後に着替えて帰れるように、替えの衣類もご準備くださいね。

特殊清掃だけでも、業者に依頼

繰り返しになりますが、孤独死現場の遺品整理や清掃はかなり壮絶です。ご自身で勧めたい気持ちも分かりますが、できれば特殊清掃だけでも業者に依頼しましょう。


汚染箇所を清掃し、初期的な消臭作業をした後であれば、普通の人でもマスクなどの防護があれば遺品整理を進めることは可能です。

なるべく早く遺品整理を完了させる

孤独死があった場合は、遺品整理になるべく早く着手しましょう。染み付いた汚れや臭いは時間が経つほど悪化するからです。普通の遺品整理であれば、多少遅くなってもあまり問題はありませんが、孤独死の場合は発覚したらすぐに特殊清掃・遺品整理の手はずを整えましょう。


ご家族が遠方にお住まいの場合などは、なかなか都合をつけるのが大変かと思います。その地域で活動している特殊清掃業者・遺品整理業者と連絡をとって依頼するのがおすすめです(当社は、電話打ち合わせのみでの立ち会いなしプランなど、柔軟に対応しています)

業者に孤独死現場の遺品整理・特殊清掃を依頼した場合の費用

孤独死現場の特殊清掃は一般の人には難しいですし、処分量の多くなる遺品整理も自分たちで行うには負担が大きいです。そこで、特殊清掃+遺品整理を専門に行う業者を活用することで、最短でお部屋の片付けが完了します。


※特殊清掃業者、遺品整理業者と別々に依頼することもできますが、別に頼むとその分料金がかさんでしまうので、できればまとめてご依頼することをおすすめします。
当社で対応した遺品整理・特殊清掃の案件について、実際の作業事例と料金をご紹介します。ご依頼の参考にしてください。

孤独死現場清掃の料金相場は?

日本少額短期保険協会の「第3回孤独死現状レポート」によると、孤独死後の平均の原状回復費用は約39万。ゴミや遺品などの残置物処理の平均費用約20万円を合わせると、約60万円の費用がかかることになります。


孤独死すると、遺族にはいくら請求される?


クヨカサービスの作業事例・料金


①特殊清掃+遺品整理を行った案件(4LDK、365,000円)


不動産会社様からのご依頼で特殊清掃を行った事例です。競売で購入した物件の立ち退き前に亡くなられたので、特殊清掃と残置物撤去を行いました。布団の上にご遺体はありましたが、発見までの時間が長かったため、体液が畳をこえ、下地まで染み込んでいました。消臭には汚染箇所の解体が必要なので、簡単な解体まで行いました。その後リフォームの予定があったそうで、解体と消毒、残置物撤去、消臭のご依頼となりました。


このケースは、4LDKの間取りでした。4名で2日間の作業で、料金は税別365,000円。特殊清掃としては1部屋がメインですが、残置物撤去の量が多かったので、この値段での作業でした。


特殊清掃事例ページはこちら



②孤独死後の遺品整理+ゴミ屋敷清掃(1K、600,000円)

孤独死現場によくあるのが「ゴミ屋敷状態」になっているケース。セルフネグレクトという言葉もありますが、自分自身の身の回りの世話がうまくできない状態が、孤独死の引き金となる場合があります。


特殊清掃自体の大変さは他と同じですが、遺品整理・ゴミ屋敷清掃の負担が大きくなります。


このケースは、1Kの間取りですが天井までゴミがぎっしり。その後フルリフォームするご予定ということで、特殊清掃と残置物撤去を行いました。作業期間は4名で2日感。料金は600,000円の案件です。


特殊清掃事例ページはこちら


クヨカサービスは、孤独死現場の遺品整理・特殊清掃の対応実績が豊富です。何よりもスピードが大事な孤独死現場の清掃、最短で作業開始できるよう体制を整えています。孤独死現場の遺品整理でお悩みの方は、お気軽にご相談ください!





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